目次
インパクトドライバー用のソケットまとめ
別名コマ、ビットソケット、電ドルソケットなどと言われますが、ボルト脱着のためのインパクトドライバー用6.35mm六角軸タイプのソケットですね。ベッセル、タジマ、トップ工業、スーパーツール、工具メーカー各社から発売されている定番品ですが、皆さんはどこのメーカーのソケットが好きですか?ここではインパクトドライバー用のソケットの種類や、メーカーごとの特徴などをまとめて分かりやすくまとめてみました。
インパクトソケット「軸折れ」との戦い
通常のプラスビットと比べて、ボルトを締め付けるソケットには高い負荷が掛かります。インパクトの打撃力とボルトからのトルクが、細い6.35mm六角軸で耐えなければいけないので、「折れ」はどうしても避けられませんん。ソケットビットメーカー各社はこの折れに対して様々な対策をとってきました。このそれぞれの対策が、インパクトドライバー用のソケットを語るうえで最も重要な特徴となりますので、ご紹介してまいります。
軸圧入式のインパクトソケット
もっとも一般的な構造です。ソケット部と六角軸部をそれぞれ最適な硬度で熱処理し圧入させることで、ソケット部は摩耗に強く、六角軸部は折れにくいという二つの特性を持ったタイプです。 一体型のインパクトソケットと比較して耐久性が高いという特徴があります。一体型のインパクトソケット
安価なタイプに多く、軸圧入式のインパクトソケットと比べると軸が折れやすい構造です。軸交換式
六角軸部が交換可能になっているインパクトソケットです。軸が折れたときに「軸だけ」を交換することで、既存のソケットをそのまま使えるのでコストを抑えるメリットがあります。軸は6.35mm専用軸の他に、六角軸プラスビットもそのまま使えます。RH(リングホールド)構造式
衝撃力分散効果のあるリングホールド構造にあわせ、ソケットと軸の間に樹脂ダンパーを挟むことで、軸に加わる曲げ応力を軽減しています。タジマの独自規格で従来品比5倍の耐久力となっています。高価なところがネック。締め付け対象ボルト別インパクトソケット
機能別インパクトソケット
ソケットセット
様々なサイズ用のソケットが1つのセットになっています。ケースが付いていることがほとんどなので、収納から持ち運びまでこなすことができます。

おすすめのインパクトソケットメーカー
ベッセル

コーケン
トップ工業

タジマ

現場の課題をかたちにするメーカー
1909年創業の測定器メーカーとしてはじまり、レーザー墨出し器や大工道具、電設工具など幅広く展開。インパクト用ソケットだけではなく、軸折れへの根本からの対策として太軸インパクトドライバーを開発。落下が問題となる鳶職などの現場で高い人気を誇る。