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HiKOKI コードレス冷温庫 25L仕様が新登場
2023年2月、HiKOKI(ハイコーキ)から25L仕様のコードレス冷温庫UL18DBAが発売されました。2022年6月には18L仕様の冷温庫UL18DCが登場しましたが、やはり仕様違いで25L仕様の新登場となりました。
今回の記事では、従来機であるUL18DBとの違いや進化したポイントをチェックしていきたいと思います。
従来機との違いは?
それでは早速、従来機UL18DBと新型機UL18DBAの違いを見ていきましょう。
0℃と60℃が同時に使える!

付属の仕切板で庫内を2部屋にセパレートでき、左右で異なる温度を設定できるのがHiKOKIコードレス冷温庫の特徴です。従来機のUL18DBでは、2部屋の温度差が30℃を超える設定はできませんでしたが、新型機のUL18DBAでは、最大温度差が60℃にまで広がりました。-18℃、および-15℃〜60℃の5℃単位で設定が可能です。
12V出力ソケット&USB-C端子を新たに装備


従来機ではUSB-A端子のみでしたが、新たに12V出力ソケットとUSB-C端子が装備されました。12V車載用機器やスマートフォン等の充電などに使用可能です。(※車載用機器、USBコードは市販品をご使用ください。※12V出力は蓄電池のみからの出力です。)
12Vソケットに別売品のケトルを接続すれば、お湯を沸かすこともできますよ。

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バッテリーの充電時間が早くなった

HiKOKIの冷温庫では、コンセントか車載電源に接続した状態でバッテリーをセットすると、保冷・保温をしながら充電もすることができます。新型機では、このときのバッテリーの充電時間が約1時間40分早くなり、より使いやすさが向上しました。(※充電時間は周囲環境温度やバッテリーの状態により長くなるときがあります。保冷・保温、またはUSB出力を併用した際は、充電時間が長くなる場合があります。)
仕切板ありのときの容量が若干ダウン



仕切板を外した状態での全庫内容積は25Lと変わりありませんが、仕切板を取り付けた状態での右側部分の庫内容積が、従来機は15Lちょうどだったのに対し、新型機では14.5Lと若干ダウンしています。これは仕切板が従来機より少し分厚くなっているためです。ですが、2Lサイズのペットボトルが6本収納可能ということで、収納能力自体はそこまで大きく減少しているわけではないようです。
カラーバリエーション「サンドベージュ」が追加

新型機からカラーバリエーションに「アグレッシブグリーン」「フォレストグリーン」に加えて「サンドベージュ」が新たに追加されました。
庫内用バスケットが1つ付いてくる
新型機では、庫内スペースを効率よく使えるバスケットが1つ標準で付属しています。
こちらのバスケットは単品での販売もされています。

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バスケットの他にも、便利なアクセサリーが用意されています。

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ドレンコックが大口径になった

従来製品UL18DBよりもドレンコックの穴が大きくなりお掃除後の水抜きが速くなりました。
従来機に引き続き採用されているポイント
ここからは、新型機と従来機で特に変更のないポイントをチェックしていきます。
3電源使用可能
コンセントや車と本体を接続して、バッテリーの充電ができます。保冷・保温しながらの充電も可能です。

コンセント
インバータ付エンジン発電機でも使用可能。

車(シガーソケット)
エンジンのリスタート時も安心の通電自動復帰機能を搭載。
※供給電源が遮断された場合、蓄電池が取付いていなくても、再通電時に冷温庫の電源が自動で復帰します。

バッテリー
保冷・保温しながらの充電も可能。標準で付属しているバッテリーはBSL36B18Xが1つのみですが、最大で2個まで取り付けることができ稼働時間を伸ばすことができます。

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持ち運びもらくらく


5インチのゴム製大型キャスターと、引っ張りやすい大型のハンドルは変わらず採用されており、現場やアウトドアシーンに多い足場の悪いところでも移動がしやすく、ちょっとした段差も楽に乗り越えられます。また、ショルダーベルトも標準で付属しています。
LEDライト

LEDライトも変わらず採用されています。仕切板のある状態でも各庫内が見えるよう両側2箇所についています。
生活防水仕様

防水保護等級IPX4に対応しており、突然の雨でも安心です。完全防水ではありませんので、小雨のうちに屋内へ移動させてください。
スペックで比較
今度はスペックで新型機と従来機を比較してみましょう
新型機と従来機のスペック比較 | |||
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クラス | 新型機 | 従来機 | |
品番 | ![]() |
![]() |
|
発売月 | 2023年2月 | 2021年6月 | |
入力電源 | スライド式リチウムイオン電池 14.4V(BSL14XXシリーズ)/18V(BSL18XXシリーズ)・マルチボルト蓄電池(残量表示付) | ||
家庭用交流100V電源(AC100V 50/60Hz) | |||
車載電源(DC 12/24V) | |||
庫内容積 | 仕切板なし | 25L | 25L |
仕切板あり | 左8L、右14.5L | 左8L・右15L | |
冷却方式 | コンプレッサ・冷媒ガス(R134a 33g) 圧縮方式 | ||
加温方式 | ワイヤヒーター方式 | ||
設定温度 | ー18℃およびー15〜60℃の5℃単位 (2部屋モード時の最大設定温度差:60℃) |
ー18℃およびー15〜60℃の5℃単位 (2部屋モード時の最大設定温度差:30℃) |
|
充電可能蓄電池 | スライド式リチウムイオン電池 14.4V(BSL14XXシリーズ) 18V(BSL18XXシリーズ) マルチボルト蓄電池(残量表示付) |
||
蓄電池装着可能数 | 2個 | ||
蓄電池充電時間 (気温20℃時) |
BSL36A18X:約2時間15分 | BSL36A18:約3時間20分 | |
BSL36B18X:約3時間40分 | BSL36B18:約5時間20分 | ||
使用温度範囲 | 0~40℃ | ||
出力電源 | USB-A | 5V / 2.4A | 5V / 2.4A |
USB-C | 5V / 3A、9V / 2.2A | – | |
12V出力 | 12V / 10A(120W) | – | |
機体寸法 (長さ×幅×高さ) |
340×653×450mm | ||
質量 | バッテリー除く | 15.7kg | 15.6kg |
バッテリー1個装着時 | 16.7kg (BSL36B18X) |
16.6kg (BSL36B18) |
|
カラー | アグレッシブグリーン フォレストグリーン サンドベージュ |
アグレッシブグリーン フォレストグリーン |
|
標準付属品 | ACアダプタ(AC100V・2A) 車載用DCコード ショルダーベルト 仕切板 バスケット |
ACアダプタ(AC100V・2A) 車載用DCコード ショルダーベルト 仕切板 |
|
価格(税込) (本体+バッテリー) |
¥88,002 | ¥64,207 |
価格は大幅アップ
2部屋モード時の庫内の最大温度差が60℃と、従来機からの大きな改良があったことで、バッテリー込みの金額とはいえ価格は1万円以上の大幅アップとなりました。
連続運転時間は変わらず
新型機の1充電あたりの連続運転時間(目安)のスペックに変化はありませんでした。
環境温度 | 30℃(保冷) | 0℃(保温) | 20℃(保冷/保温) | ||
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部屋モード | 1部屋 | 2部屋 | 1部屋 | 2部屋 | |
庫内温度 | -18℃ | 5℃ | -18℃/5℃ | 60℃ | 0℃/60℃ |
バッテリー1個 | 約3時間30分 | 約9時間15分 | 約4時間 | 約3時間30分 | 約3時間30分 |
バッテリー2個 | 約7時間 | 約18時間30分 | 約8時間 | 約7時間 | 約7時間 |
本体のみの仕様はなくなりました
新型機からは本体のみ仕様がなくなり、本体+バッテリー(BSL36B18X)1つのセット仕様のみの販売となりました。
18L仕様も発売中!
今回登場したUL18DBA(25L仕様)のコンパクトサイズ、UL18DC(18L仕様)も発売中です。コンパクトカーにも収納しやすく持ち運びもより楽なUL18DC(18L仕様)もぜひチェックしてみてくださいね。

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おわりに
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。【HiKOKI】待ってました!コードレス冷温庫UL18DBA 25L仕様が新しくなって登場!【新製品レビュー】、いかがでしたでしょうか。
この記事が皆さまの機種選びのお役に立てば幸いです。またご質問などもお待ちしております! お気軽にお問い合わせください。